こんにちは。墨田区錦糸町の税理士事務所、糸井会計事務所の松本です。
平成28年6月1日、安部内閣総理大臣は、消費税率の10%への引き上げ及び軽減税率制度の導入時期を
平成31年10月とする旨を表明しましたが、こちらの表明以前に公募が行われている「軽減税率対策補助金」
の受付については現在(平成28年8月)も継続されてるようです。
「軽減税率対策補助金」とは、消費税軽減税率制度(複数税率)への対応が必要となる中小企業・小規模事業者の方々が、
複数税率対応レジ導入や、受発注システム改修などを行うにあたって、その経費の一部を補助する制度です。
軽減税率によって、現状のレジ等の見直しが必要な方は現在も補助金を受け付けてますので、
一度ご検討いただいてはいかがでしょうか。
※但し、補助金の更新情報は、事務局ホームページで順次お知らせします。となっておりますので、
申請前に必ず、ホームページで確認をいただければと思います。
今後の動きとして注意しなくてはいけないのが、消費税の10%引き上げ、軽減税率制度の導入とあわせて、
適格請求書等保存方式です。いわいるインボイス制度の導入時期も同期間延長されて、
平成35年10月1日からとなるようですが、やる方向は変わらないようです。
そうなると、請求書に「登録番号(税務署に申請して受けた番号)」
「税抜価格又は税込価格を税率ごとに区分した合計額及び適用税率」「消費税額等」等
の記載が必要になります。
レジや受発注システムの改修はもはや他人事ではなく、日本で商売をするにあたっては
必須になってきそうですね。
適用時期が延長されたので、準備期間が2年半延びましたので、
早めに準備されることをお勧めいたします。