墨田区錦糸町の税理士事務所、糸井会計事務所の代表税理士の糸井です。
今年も10月1日に最低賃金の引き上げが行われました。
引き上げ額は過去最大となり、
全国平均で時給901円、東京都と神奈川県は1,000円を超えることになりました。
「最低賃金を引き上げれば、労働生産性は向上するのか?」というテーマについて、さまざまな意見が交わされています。
本来は、労働生産性が向上すれば賃金が上がるというのが、
常識的な経済拡大の流れのはずですが、まず賃金を上げるというのは、逆の発想です。
逆は成り立つのか。。。?
深刻な人材不足の問題により、企業は労働生産性の向上に本気になってきています。
人材不足による労働生産性の向上。人材不足による賃金の上昇。
最低賃金を上昇させたから生産性が上がるというよりは、
実態としては、人材不足が労働生産性を向上させる要因となるのだと考えます。
「賃金の上昇」と「人材不足」
中小企業にとっては厳しい状況が続きますが、乗り越えていかなければならない課題ですね。